【大所高所】広く、浅くVS狭く、深く

お金とうまく付き合っていくには、

いまは守りで、広く、浅く。

将来は攻めで、狭く、深く。

 

自分を守るために、なんとなく知識を身につける

知識は自分を守る武器になる。

極端だけど、変な詐欺に引っかかりお金を持っていかれる人は、騙されやすい、のほかに金融に関する知識がないから、という理由があると思う。
言われたことを疑うことができないのは、知識がないから。言われたことを信じて乗ってしまうのは、土台となる正しい知識、自分の考えがないからだ。

 

今思えばそういうコトだったのだと思うけど、社会人になったとき、日経新聞を読めと言われた。

自分の気になった記事を交代で発表(…発表?)していたけど、全ページ目をとおそうと意気込んだのは1週間で終わった。1週間後からは作業になった記憶がある←

 

何事も、無知は恥ずかしい

金融関係って、とりあえず難しい。専門用語も多いし、基礎的な知識がないと読んでいても意味が分からない。(そういう面では金融業界に就職してよかった)

だからこそ、表面だけ知っていればいいと割り切っても良い。何となくの概要だけでも知っていれば人との会話も困らない。

周りの話題に「ついていけない」ということはなくなる。

「○○〇って聞いたことある、確かこういうのだよね」という浅く適当な返事でいい。相手が知っていたら教えてくれるから。←話題にはついていけてないけど、会話にはついていけている。

これは金融に関することに限定するものではない。

が、金融リテラシーの差は、経済格差につながっていると思う。やはりお金に強い、株や投資の知識がある人は、お金持ちが多い。

いや、お金持ちになると金融知識が身につくのか・・?鶏が先か卵が先か状態。

 

なんでもいいから知っておく

自分から積極的に拾いに行かなくてもいいと思うけど、嫌悪するのも良くない。読んでもよく分からないから、という理由で(いや、確かに読んでも分からないものはある!)、無知になっていると、いざというときに損をする。

わたしが金融業界にいるからかもしれないけど、自分の財産を築く・守るなかで、ある程度の知識があることで、有利とはいかなけど損はしていないと思っている。

 

必要になったら、深く知ればいい

「生命保険に加入すると年末調整で税金が還付される」ということだけ知っておけば、いざ生命保険に加入した時、いくら還付されるのか、どのような手続きが必要なのか調べればいい。

「住宅ローンを組むと、住宅ローン控除が受けられる」ということだけ知っておけば、いざ家を購入した時に、いつまで、いくらの控除が受けられるのか、確認すればいい。

「ふるさと納税という、住民税が安くなるお得な制度があるらしい」ということだけ知っておけば、ボーナスが入ったときに、お金に余裕ができたときに調べて、興味があれば申し込めばいい。

「つみたてNISAという利益が非課税になる投資信託がある」ということだけ知っておけば、いざ投資を始めるときに、まずこの制度を調べてみようと思いつくことができるはず。

 

今の自分に関係のないこと、興味のないことを探索したって意味はない。

必要な時に、「あ、そういえばこういうものがあったっけ。」と気づける人と気づけない人で、差がついてくる。

ネットでなんでも情報を得ることができる時代。とりあえず広く、浅く知っておいて、気づいたときに深堀していけばいい。

FP1級を取得していたって、今のわたしにとっては日常生活の役に立たないことが大半です。

 

@ 空

ABOUT US

川野 まゆ
ゆとり世代。保険屋。
CFP/ファイナンシャル・プランニング技能士1級/宅地建物取引士
名探偵コナンと麻雀と韓国ドラマが大好き。
“お金”に関する考え方、価値観は人それぞれです。
わたしの経験と考えのまとめ。こういう考え方もあるよねと気軽な読み物としてどうぞ。