@トムヤムクンラーメン in大宮
直訳で、逆選択=選ばれる、ということで良いかな?
意味は置いておいて、耳障りのいい単語、ただ口に出したい単語ってあるじゃないですか。ただ字面がいい単語とか名前とか。個人的に保険用語でいちばんかっこいい言葉は「逆選択」です。
いろんな逆選択があるけど、今回は医療保険の逆選択で書いていきます。
逆選択とは?(すごく簡単に言っちゃうと)
逆選択とは、不健康な人が保険に入りたがること。
持病がある人、健康に不安のある人(健康診断で引っかかったなど)は、当然だけど保険に加入したがる。加入したい人全員を加入させていたら、保険会社はどうなるか。倒産する!
ベッドの上で瀕死の人が1000万円の死亡保険に加入してみなよ。健康優良児は、病気になってから保険に加入しようってなるし、保険という商売が成り立たなくなる。ただの慈善事業団体になってしまう。
保険において「選択」とは、保険会社が、加入者を選ぶこと。
加入したいです!って申込書を出してきた人を、この人は加入OK、この人はお断り、この人は加入してもいいけど少し条件つけよう云々っていう選択をしている。
お客様は神様って言葉からいちばん遠い業界だと思っている。
だから保険営業って厳しいよね。保険に加入したいっていう人はなんらか健康に問題ある人(が、多いの)だから。
“保険”が成立する条件
保険が成立するために重要なことは、平等であること。
Aさん20代、病歴・持病なし / Bさん50代、病歴・持病無し
⇒Bさんの方が保険料は高くなるということはOKでしょうか。なぜなら今健康でもBさんの方が「これから病気する」可能性が断然高いから。
2人とも70歳で何らか病気をすると仮定したときに、Aさんは50年、Bさんは20年保険料を払うことになる。これ同じ保険料だったら不平等じゃない?
Aさん20代、病歴・持病なし / Bさん20代、病歴・持病あり
⇒Bさんの方が保険料高くなるということはOKでしょうか。もしくは、病気の内容によっては加入自体お断りかもしれない。保険料を高くすることで平等を保てるか、もしくは「加入させない」ことで周りの平等を保てるか。
リスクに見合った保険料を平等に払うことで、保険は成り立っている。
加入者の平等を保てない人は、加入ができない。それは、加入者のためでもある。
火災保険でいうと、同じ面積の建物、補償内容であっても、木造建物は、コンクリート造建物の倍くらいの保険料を支払わなくてはいけない。(経験上の体感で)そう、燃えやすいから。
一部の人が有利な条件で保険に加入していたら、どうだろう。本当に保険が必要な人のところにお金が回らなくなり、保険の根幹が崩れてしまうことになる。
がんと精神疾患の罹患歴は、ほぼ加入できない…。精神疾患があってもがん保険はOKの場合があるかな。
保険加入を断られている人を見ると、ちょっと辛いなあと感情移入することが、たまに。医療費がかかって辛いとか言われるとね…
あと相談の時点で、ああこの人は保険加入できないだろうなって思うと、それを伝える伝え方でいいのがあったら教えてほしい。保険は諦めてくださいってバッサリ言うか、難しいかもしれませんね~ってやんわり言うか。
保険上は、難しいかもしれませんね~って言うのが正しいのだよ。だって加入できるか判断するのは保険会社の審査部門(医師がいる。保険に加入できる健康状況かの審査をしている)だから。
わたしが無理ですねっていうのは違うんだよね。
保険会社が一番嫌うのは“ロス”
悪く言えば保険金詐欺のように、不当に保険金を請求してきた人に保険金を支払ってしまうコトを嫌う保険会社。だから、申込時に書いた内容と相違があれば保険金払いませんってしているし(約款という超内容量のある文章の一部に書いてあるだけ)、契約を解除することもある。
あやしい場合には、本当にこの人病気でしたか?って、病院に問い合わせをすることもある。
他の契約者の人を守るためにも、しっかり確認している。自分の支払っている保険料が悪意のある人に支払われている、なんてどうですか?
でも一時期、保険会社の保険金不払問題が話題となった。それから定期的に保険会社は、加入者に対して、保険の請求漏れはありませんか?と案内するようになった。だから、保険金もらえるのでは?と思ったことについては積極的に請求してみたら良い。せっかく加入している保険だし。
誠心誠意、保険金請求をすれば、何ら怖くない。
私は仕事柄20代前半で保険に加入した。(がん保険医療保険終身保険年金保険・・結構保険料払っているぅ、、)
保険の起源は相互扶助で、わたしの払っている保険料の大半が保険会社の人の給料になっているのだが、一部、病気をした人にお金が渡っている。
うちの母は数年前大きい病気をして(今まだ元気元気に健在)、保険金をたくさんもらった側。保険金をもらった人が決まって言うのが「助かっている」ということ。なにかと毛嫌いされる保険だけど、役に立っていることが多いのも事実。
以上、「役に立つ保険」であり続けるために必要な「逆選択」でした。












