@スタバのクッキークリームドーナツ 最高
若年層で保険の相談してくる人の90%は、結婚したので保険について考えたい、と言う。(完全に個人の体感)
いつも、なぜ?と思う。
結婚=保険か?
社会人になったら保険に加入するべき、結婚したら保険に加入するべきって、誰が考えて広めたのだろう。大きなライフイベントを向かえたら、保険にも加入するのが当たり前と根付かせた、保険業界の勝ちでしかないと思う。
保険に加入することを否定しているわけではない。
生命保険や医療保険、がん保険は社会的に大きな役割を持つものだし、大きな病気をしたり、働けなくなったりして、保険で救われている人はいる。
保険を検討したい、と相談を受けたときに、何かきっかけがあったんですか?と聞くと、「最近結婚したので・・・」と。
それで???と、いつも思ってしまう。
40~50代の方は、周りで病気をする人が増えてきて心配になった、と具体的に話してくれる人が多い。
結婚したら、なぜ保険に加入しないといけないのか。本人も分かっていない。結婚したから、だけが理由であることには疑問しかない。
結婚したら保険に加入する、ではなく、結婚というイベントが、保険について考える機会になっているだけ、なのかもしれない。結婚=保険が必要、ではないならば、別に結婚する前から加入していたっていいし、結婚して数年後に保険について考え始めたって間違いじゃない。
保険に加入する理由は
保険は、万一のことがあった場合に金銭的に困窮してしまうことを防ぐために、負担の転嫁を行うものである。逆に言えば、万一のことが起こってしまった場合、自分で賄えるだけのお金を持っているのであれば、保険は不要ということになる。
結婚したら、万一の医療費が家計から出せなくなるの?
結婚したら、数千万円の死亡保障が必要になるのか?いや、もし夫婦片方が亡くなってしまったら、自分の生活費は自分で稼いでいけばいいだけの話である。
若い男女が結婚したところで、保険に加入しないと経済破綻する理由はどこにもない。
ただ、わたしは20代前半から医療保険、がん保険に加入している。仕事柄、というのももちろんあるけど、心のストレスはお金である程度相殺できると思っているから。今、わたしが女性特有のがんに罹患したら、一時金100万円、そして入院1日15,000円出るようになっている。病気になるのは辛い。でも、あ、お金もらえるんだ。となれば、いくぶん、ほんの少しでも、テンションが上がらないか。頼るべきものがあるというのは、何となく安心しないか。
支払った保険料以上のものが返ってくるのかは分からないし、保険は加入してもお世話にならないのがいちばん。
でも、月々4000円が(わたしの場合)、万一のときに癒しに変換されるのなら、まぁいいかなと思うんだ。今のところ毎月4000円ならば、あってもなくてもそんなに困らない。
身を固める、覚悟を決める保険
子供が産まれたとか、配偶者、両親を扶養しているなど、自分の稼ぎが亡くなってしまった場合に困る人がいるのであれば、保険に加入したらいいのでは?というのが、“保険”に対するわたしの基本的な考え。
いま現在、経済的に保険に加入する理由はないけど、将来、保険に加入することが確定した。だから早いうちに入っておこう。は、正解。確かに、保険は加入したいと思ったときに必ず加入できるものではない。だから、早めに加入したもん勝ちということろは、ある。
でも同時に、生命保険は“金銭的”なことを理由に加入するモノでもない、と思っている。
保険の売り文句なのかもしれないが、「保険は愛」だという。
自分に何かあったとき、大切な人に“何かを残したい”と思ったら、お金も選択肢の一つになるのではないか。
健康で病気とは無縁の人は多いだろうが、通勤途中に車に突っ込まれてしまっては、これまでの健康も関係ない。
自分が死んだときにある程度遺してあげたい。もし病気になって治療費が発生しても、金銭的な心配をかけさせたくない。など。
保険が必要だから、ではなく、入りたいから入る、という理由があっても良い。
保険に加入するとき、加入しようと思った理由はしっかりあった方がいい。
結婚したから保険に入りまーす、も、大いに結構だけど、それだと毎月何のためにお金を払っているのか分からなくなってしまう。
わたしはこのために保険に入ってお金を払っているのだ、と意識したうえで保険への加入をオススメしたい。












